鈴茶堂のブログの方にもアップしていますが、昆明の茶城、雄达茶城を見学してきました。
まぁ実際、ここの茶城で仕入れる訳でも、お買い物をする訳でもないので
折角来たからには見てみようなノリと友人茶業さんが出店しているので
そのあたりにご挨拶ということで。
どうも北京の馬連道に慣れてしまうと、他の都市の茶城を見ても
その規模の小ささに、正直、しょぼい・・・とか思ってしまう癖があるのですが(^^;
この雄达茶城はまだ結構大きい方かと思います。
しかしですね、人気が本当に無いのが気になります。人がいない・・・
ここ最近の実質的な不景気や政府による賄賂禁止キャンペーンの効果で
馬連道も昔ほどの賑わいはないのですが、こちらの方が深刻な感じ。
12月という時期的なものもあったのかもしれませんが
谷花茶(最も香りが良い普洱茶です)も上がってきている時期なのに
ここまで人がいないって、家賃とか経営とか大丈夫?と思ったりして。
いや、実際、茶商さん、茶業さんの廃業って結構深刻なんですよ。
儲かっているところは儲かっているけど、そうじゃないところは結構大変で
茶業さんに至っては良心的なほど結構大変だったりして・・・
そうですよね。お茶の価格をなるべく上げないように頑張っていても
世の中の物価はこの5年でざっと3倍ですから。
近頃流行りの青柑普洱茶は予想通りほとんどありません。
これは普洱茶は雲南で作っていても、青柑に詰める最終加工は広東省で行うので。
代わりに雲南では檸檬で行っていて、それは結構並べられています。
友人のところでも飲ませていただきましたが・・・檸檬が強すぎ。
ちょっと微妙ということで辞退。
たまに青柑普洱茶を並べているお店を見かけましたが、雲南では珍しいからか
物凄い宣伝っぷりで売り出していました。(笑
緑茶の品揃えが豊富なのも昆明ならではですね。
決して質が良いものが多いという訳ではないのですが
やっぱり地元のお茶は緑茶ということでしょうか。
雲南緑茶は雲南以外への流通は殆どありませんが、本当に素朴で美味しいです。
個人的には夏を越した後が一番好きだったりします。あと水出しとか。
茶城周辺は普通の住宅街。
昆明が都会とはいえ、やっぱり雲南だなと思ったのはこの光景。
これは街中の牛肉鍋のお店ですが、店先で普通に屠殺、解体していました。
レストランで使う分もあると思いますが、どうやら肉屋さんも兼ねているらしく
近くの主婦と思われるみなさまが解体している横に洗面器(というか大きなボール)を持って
肉を買おうと待っているんですね。
普通に街中ですけど。(^^;
こんな光景、ラサ位しか見たこと無かったですが、こういうのが無くなると(見えなくなると)
命をいただく。という感覚が薄れがちですよね。
日本では最近、まず見かけませんが、こういった感覚は忘れないようにしたいものです。