timor's log

Information

This article was written on 23 8月 2017, and is filled under China, Travel, 承徳2017.

雪の承徳

承徳

お昼ごはんを食べている間に雪がだんだんと酷くなってきて
金山嶺長城をちょっと見学して北京に戻ろうと言っていたのが
なんと高速道路が雪で通行止めという事態に。(^^;
雪が降り止まないということもあって、高速道路はダメだと
一般道で北京に向かうことを考えるも
完全山道になっているようで、既に同じことを考えた大型トラックが
この先でスリップ、立ち往生してしまい実質通行止めという。

完全な東北地方、豪雪地帯であればスタットレスやチェーンを装着すると思いますが
実際、北京やその周辺では装着する習慣がありません。
元々夏場以外は殆ど降雨がない(=雪も降らない)し
降っても積雪までいくことはあまり無いので(といっても年に数回はあるような)
そういう習慣も規制もないんですね・・・
なので路面凍結したらすぐに高速道路は閉鎖されるんだそう。
ノーマルタイヤで走行しているのが前提なので。(^^;

承徳

ということで、承徳で足止めされてしまった私たち。(^^;
まぁ帰れないものは仕方がないので、急遽宿を確保。
交通網が遮断されたとなったら宿の確保は時間の勝負となります。
(同じことを考える人が多いから)
動きやすい市街地のホテルで、外国人が宿泊可能な場所(地方は外国人不可が多い)
かつ、中国慣れしていない友人が一緒なので衛生面がちゃんとしていること
という条件で市街地へ戻る車の中で確保したのが云山饭店(雲山飯店)。
設備は古いけど、安くて清潔度もちゃんとしていました。
ただし、オンシーズンの夏はそれなりの価格になるみたいで、
その価格なら別のホテルにするかなぁという程度。
まぁ緊急避難的に宿泊するには場所もいいです。
高速道路の入り口も遠くないし、いざという時の鉄道駅にも近いので。

結果的には翌日に高速道路が開通して無事に北京に戻れましたが
帰国日が翌々日になっていた友人たちを日本へスケジュール通り帰国させるには
いざとなったら車は兄2号にまかせて
鉄道で北京まで行って空港まで移動するしかあるまいとか
山越えをしないで北京まで戻れるルートがあるかとか何パターンか考えていたのですが
まぁ車で戻れて良かったです。(^^;

承徳

写真は云山饭店の部屋からの夜景。綺麗でした。
って、眺めながらルートの検討とかデッドラインは何時かとか
ぐるぐる考えてたんですけどね。(笑

以前、兄1号のチャーター車のお手伝いをしていて良く思っていたのですが
スケジュールに余裕がない旅行を計画する方って結構多いです。
特に中国などは日本から近いということもあって、日程が短く、無茶なスケジュールが多いです。
それと大陸の観光地の広大さが実感できないというのもあると思いますが。
飛行機は遅延、欠航が珍しくないですし(国際線・国内線共に。国内線は特に。)
鉄道はそれほど遅延はないですが、この時のように天候による影響も無くもありません。
中国に限らずですが、余裕のあるスケジュールと何かあった場合のリスケとリカバリ策は
ちょっとだけでも想定しておくと楽しい旅になるのではないかなと思います。
無茶だなぁというスケジュールを提示されて、厳しいですよとアドバイスしても
「やる気ないんだろう」とか言われて耳を貸さず、結局損をするのはお客さんとか多いんですよ。
まぁ中国はぼったくられるかもとか身構えているのかもしれませんが、残念なことでもあります。
優先順位をつけて無理のないスケジュールを組んで相談するのがベストです。
慣れればGoogleMapとかでも出来るけど。
想定の曜日と時間帯(重要)でMapの1.5倍位の時間にすれば丁度いいですかね。

承徳

翌日はお昼前位に雪が溶けたかもということで高速入り口へ。
大型トラックなどは前夜からそのまま停まって開通を待っていたようです。
最初は閉鎖されたままということで、こうして高速入り口に向かって
車の列ができていましたが、1時間ちょっとで開通。
こうなると金山嶺長城は諦めて(おそらく凄い雪であったと思われます)
北京へまっすぐ戻りました。
ちなみに大雪だったのは金山嶺長城、司馬台長城から先、承徳のあたりまでだったようで
北京では雪のかけらも残っていなかったという・・・(^^;

私自身はこういったトラブルというか、予定通りいかないとか慣れているので
(そもそも最近は自分だけなら予定をちゃんとたてない・・・現地で決める派)
ご案内していた友人たちはさぞかし不安であったかと思います。
お疲れ様でした。(笑

コメントを残す