香屯村から確かに15分ほど行った場所に長城がありました。
この長城。正確な名前が分かりません。
多分正式な名前は無いのではないかと思うのですが・・・
帰国後に調べたところ香屯长城(香屯長城)と呼ばれているのを見つけたので
こちらでも香屯长城と呼ぶことにしました。
村の人に教えてもらった通り、村の奥にある栗畑を抜けていくと長城があります。
ここがまさに目的の長城でした。
村の入り口から奥の方へ坂を上った所から矢印の方向に行きます。
栗林の横にある農道を道なりに歩いていくと長城があります。
道は緩やかな(そうでもないかな・・・?)登りになっていて
周囲には白っぽい岩がのぞいていることがちらほら。
その岩の採取禁止という看板も見かけたので、どうやら単なる岩じゃないみたいです。
絶対に大理石とかではないですが、大谷石みたいな感じ。
しばらくすると長城が見えてきます。
え?これって長城なんじゃない?という感じに寂れていて
周囲の山に溶け込んでいる感じです。
![]() 崩れかかった楼が素敵です |
![]() 手前はかなり土に還っています |
![]() ここも長城の上です |
![]() 崩れかかった長城に囲まれています |
![]() 長城から見える景色 |
![]() ぎりぎりまで栗林になっています |
傾斜はそれほどでもなく(大榛峪长城に比べたら天国)
かなり土に還っている部分があったり、本当に修復していないのでレンガで出来ているため
高所恐怖症でも一部以外は結構大丈夫でした。
ただし、歩きやすいかというと微妙で、長城の上に草木が沢山生えているので
避けながら歩くのがちょっと大変です。(でも怖くないのは大きいです!)
夏だったら地面が見えなかった可能性はありますが。
(アマンリゾートのゲストが来るときには草刈させていると予想・・・)
ちなみに長城を挟んで村とは反対側は結構な絶壁でした。
怖くてちゃんと覗いていませんが、傾斜度数と高低差は大榛峪长城並じゃないかと。(^^;
ただし、草木が茂っていて、枯れ草といえども良く見えません。
(なので見なかったことにしました。)
その絶壁の先は広々とした盆地のようになっていて、遠くに別の村も見えます。
この絶壁(といっても降りる道はあった)と盆地という地形のせいもあってか
この日のこの場所は凄い突風が・・・
市内も風が強い日だったそうなのですが、この長城の上では立っているのも精一杯な状態に。
遮るものもないですし、決して軽いとは言えないウチの夫婦がこの状態ですから
細い方は飛ばされていたと思います・・・
なんせ一歩踏み出すのに風の切れ目を待たないと煽られるので。
そんな状況のため、あまり奥まで行くのは危険と判断。
(ちょっと一部絶壁上の細い所がありまして)
風と土ぼこりと戦いながら景色を堪能して、車まで戻ることにしました。
車に戻ると劉さんは疲れたのか車内でお昼中。
起こすのも申し訳ないので(しかし後ほど結局起こした)少し村の様子を見学したのですが
どうやらマニアの観光地でもある様ですね。
民宿があるのか、宿泊していたと思われる現地のグループが2組。
うち1組は完全登山仕様の格好で、山の方に向かっていきました。
テントとかも持っていそうな装備だったので、長城で宿泊とかするんですかね?
もう1組は若い女性も含めた「都会から遊びに来たよ」といった感じのグループ。
こちらは丁度帰る所だったようです。
地元(北京?)の方にはそれなりに知られている場所なんでしょうね~