2015年のはじめあたりから北京市内でもちらほら見かけ始めて
年末の頃にはちょっと出来過ぎなんじゃないの?という位に
お店が増えていた黄闷鸡米饭(黄悶鶏米飯)。
今は淘汰されたようで少し店舗も減ったようですが
まだまだ市内でその看板を見かけます。
あまりに看板を見かけるので、兄1号2号や現地の友人に
どんな料理?美味しい?と聞いてみるものの
私の周囲は誰も食べたことがないという・・・(^^;
中国人は自分の生まれ育った地域の料理以外は基本的に受け付けないので
本当に新しい知らない料理に手を出す人は少ないです。
特に40代以上はその傾向が顕著ですね。
ということで、誰にもリサーチできない状態なので
ならば自分で試してみようと
丁度、一人で昼食を食べる機会があったので
そのあたりにあったお店に行ってみました。
黄闷鸡米饭は山東省の济南の料理、鲁菜のようです。
砂鍋と呼ばれる、いわゆる土鍋料理になります。
济南って意外と結構美味しい料理があったりするんですよね・・・
たまたま入ったお店の店員さんが物凄い聞き取りにくい訛りで
しかも私の中国語の発音も酷いもんだということで
なかなか苦戦しながらオーダー。(^^;
このお店では基本的に辛くするようで
外国人だから辛くないほうがいいか?と聞いてくれたのですが
いや、辛くていいから!むしろ辛い方がいいし!と説明するも
大丈夫、すごく熱くして出すからとか返ってくる始末で
(辣も熱も発音が似てて私には難しい・・・)
すったもんだの末、無事にレギュラーの辛さにしていただきました・・・orz
といってもそれほど辛くもなく(日本的には十分辛いかも)
ベースの干酱や豆板醤がしっかりしている上に
オイスターソースと思われる旨みも追加されていて
かつ、黒酢で煮込んでいるんでしょうね。意外と後味はさっぱり。
期待していなかっただけに意外と結構美味しい。
セットに白米もついてきて、安い上にボリューム満載。
あーなんか人気出るの分かるかも。
鶏肉も美味しいのですが、じゃがいもが美味。
味がしみ込んでいて、鶏肉よりもじゃがいもや野菜の方が嬉しかったり。
すごく美味しいから、また絶対に食べたい!とまでは思わないのですが
時間がない時にちょっとお昼ごはんという時にいいかも。
寒い時期は身体も温まりますし、安いし。(セットで15〜25元位)
そのうち济南に行って本場のも食べてみたいです。(^^