旅の途中、必ずあるのが体力切れの日。
すっかり年ということなのか、茶山ばかりで回り方がハードなのか
(たぶん両方なんだろうなぁと思います)
この日も朝から具合が悪く、半ば貧血状態。(^^;
ちょうどこの日は向かおうとしていた都江堰でマラソン大会があるとかで
車が制限されるから行くのは翌日にしようと決めたこともあり
ゆっくりできるところに行きましょうと兄2号がネットで探してきた黄龙溪(黄龍渓)へ。
黄龙溪は錦江と鹿渓河の合流点にある古鎮です。
かつての物流の重要な拠点の1つであったところだそうで
現在は見事な観光地として栄えています。(笑
成都から車で1時間程度だったと思います。
(寝ていたので良くわからない;)
後日、都江堰でお世話になった方には
昔のままじゃないから良くない。もっと良い古鎮はたくさんあるよ。
と教えていただきましたが(確かに四川には古鎮がたくさんあります)
でも、入場料無料でなかなか良かったというのが正直な感想です。
確かに入ってすぐはこんな感じでバリバリな観光地なのですが
奥のほうに行くと川を眺めながらゆっくりできる場所が結構あります。
道端で農家の方が売っていた苺を購入。
これがなんと1斤10元(500g170円位)という日本では考えられない価格。
もちろん、大きさも小さいですし、不揃いで、中には当たってしまっている部分もありますが
(まぁ袋にばさっと入れているだけですし)
しっかり甘くて香りもすごく良くてこれが美味。
この苺を持ち込んで川沿いの茶座でゆっくりお茶を飲みながら過ごしました。
川では魚を採っている漁師さんなどもいて実にのどかな雰囲気。
風が心地よくて、半日以上ここでゆっくりお茶していました。
中国の茶館の良い所は長居をしても、持ち込みしてもOKというところ。
むしろ茶座のおばちゃんと仲良くなって色々お話させていただきました。
このあたりは魚が美味しいらしいのですが
(おばちゃんお勧め)
この日は体調が良くないこともあって食事がとれず、食事はいらないという私に
「次回来る時にはウチで野生の魚をごちそうするからおいで!」と
ありがたいお言葉をいただき、連絡先まで交換するという
相変わらずの行く先々で友達増えます状態で楽しかったです。
この古鎮の奥側には本当にたくさんの茶座があります。
手前の方が割りと人で賑わっているのですが、奥のほうに行くと結構空いていたりします。
ゆっくりお茶できるということもあって、絶対に奥のほうがおすすめです。
やっぱり四川の茶座っていいですね。好きです。(^^
四川では色々な古鎮に行きましたが
観光地化されているのはお約束で仕方ないとして
この黄龙溪は結構おすすめの方です。
古鎮によっては茶座でゆっくりできなかったり(雰囲気的にガチャガチャしてたり)
こんな山奥まで来てこれか・・・?なんてところも多いのですが
黄龙溪は暇なときにお茶だけ飲みに来るのもありかなと思います。
奥のほうにはリアルに古い建物も残っています。
中には古すぎて使われていないものもありますが
基本的には旅館や食堂になっていたりします。
この写真の建物は清代からあるそうで旅館になっているようです。
ちょっと古すぎて宿泊する勇気はないですが(笑
こういった古い建物が並ぶ町並みもなかなか良かったです。