天津に来たのはこのホテルに泊まりたかったというのがありました。
伊藤博文や孫文、愛新覚羅溥儀、李鴻章などが宿泊したことで知られるクラッシックホテルです。
こういったクラシックホテルは中国でも上海をはじめとした
旧租界のある地域には残っていたりするのですが
折角だから宿泊してみたいという気持ちと
年々恐ろしいまでに進み続ける円安&元高で
もうこの先はこういったホテルに宿泊することも
ちょっと勇気が必要になるかも・・・ということで宿泊。
なのでこの時点ではクラシックホテルといえども、まだ通常のホテル料金と大差なく。
今は・・・どうなんですかね?(^^;
現在はスターウッド・ホテル&リゾートのラグジュアリーコレクションブランドとして運営されていて
新しく建てられた新館と昔ながらの旧館、ヘリテージルームに分かれています。
ここはヘリテージルーム一択で。
旧館に入ると各部屋の前に宿泊したことのある
著名人の名前が記されたプレートのある部屋もちらほら。
この人知ってる!とか、この人知らないなぁ・・・とか言いながら
実際に宿泊する部屋へ。
結果、誰のプレートも無い部屋でした。(笑
とはいえ、部屋の雰囲気はばつぐんに良く
磨き上げられた木の床がとても美しかったです。
旧館とはいえ、ベッドや電源回り、水回りはきちんとリノベーションされていて
シャワーヘッドが笑ってしまう位の中国クオリティなこと以外は
(うっかりすると根元から抜けるという中国ならではの工事っぷり)
特に不満も何もなく快適に過ごせました。
まぁシャワーヘッドもすぐにコツを掴んで何とかできる可愛らしいレベルだったので
特に問題にしませんでしたが、スターウッドクループのホテルとして
それでいいのかとはちょっと疑問に思いますが
ラサのセントレジスのバスルームも似たようなものだったので(あちらは新しいけど)
中国のスターウッドグループの管理状況はこんなものなんでしょうね。(^^;
ちょっと問題といえば、旧館だからか騒音がちょっとひどかったこと。
どこかで工事をしているようで、夜遅くなっても結構うるさいという状態でした。
それと同じ建物内にあるバンケットルームでテーブルや椅子を片付ける音が
見事にはっきり聞こえる部屋で、ちょっとイラっとする位にうるさかったです。
夜10時を過ぎても止まらなかったので、そろそろ文句を言うかと思い
フロントに電話しようとした途端に止まりました。(笑
滞在中は旧館内もしっかり探検。
冬だったせいか宿泊客も少なく、場所によっては人気がなくて
ちょっと恐ろしい気がするような状態でしたが、雰囲気は抜群でした。(^^
スタッフのサービス対応も非常に良く、秀逸。
時間があったらバーなどにも行ってみたかったです。
天津にはもう行かなくていいかなぁとは思っていたりしますが
このホテルはまた機会があったら行きたいですね。